03・覚えておきたい注文方法

[用語の説明]「逆指値注文」を教えて!

◎「逆指値注文」ってなんですか?

●実は、こういうこと

FXにおける逆指値注文(ぎゃくさしねちゅうもん)は、ある価格に達したときに自動的に成行注文を出す注文方法です

通常、リスク管理や利益確定のために使われます

逆指値注文は「ストップ注文」とも呼ばれることがあります

◎逆指値注文の主な種類

①ストップロス注文

保有しているポジションの損失を限定するために設定します

たとえば、

現在のUSD/JPYレートが110.50円で、109.00円にストップロス注文を設定しておくと、価格が109.00円に達した時点で自動的に成行で売り注文が出されます

②トレイリングストップ注文

利益を確保しつつ、さらに利益を伸ばすための注文です

価格が有利に動いた場合にストップロス注文の価格を自動的に調整し、利益を保護します

たとえば、

現在のレートが110.50円で、トレイリングストップを設定しておくと、価格が110.70円になった時点でストップロスの価格が110.50円に自動的に移動します

◎「逆指値注文」のメリット

●FXにおける逆指値注文のメリットは以下の通りです

①リスク管理

逆指値注文は、損失を一定の範囲に限定するための強力なツールです

例えば、ストップロス注文を設定することで、価格が自分の予想に反して不利な方向に動いた場合に自動的に取引が行われ、損失を抑えることができます

②感情のコントロール

市場の急変動時でも、逆指値注文によって感情に左右されることなく、計画的なリスク管理が可能です

手動での対応が難しい場合でも、自動で取引が実行されます

③利益の確保

トレイリングストップ(追尾ストップ)を設定することで、価格が有利な方向に動いた場合でも、利益を最大限に確保しながらリスクを管理できます

価格が有利な方向に進むと、ストップロスの価格が自動的に調整されます

④24時間対応

指定した価格に達した際に自動で取引が行われるため、常にマーケットを監視する必要がなく、24時間対応できます

これにより、忙しい時でも取引が行われる安心感があります

⑤取引の効率化

逆指値注文を設定しておくことで、マーケットの変動に迅速に対応でき、手動での取引や判断ミスを防ぐことができます

これにより、効率的に取引が行えます

⑥ポジション管理の簡略化

複数のポジションを持っている場合でも、逆指値注文を使うことで、各ポジションのリスクを効果的に管理しやすくなります

●逆指値注文はリスクを管理し、利益を確保するために非常に有用ですが、市場の変動やスリッページのリスクもあるため、設定の際には慎重な検討が必要です

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